子供の頃はヒーローになりたかった。時間が経ったらいろいろわかりますね。こんなしょうがない大人になりました。どうにも、ごちゃまぜなかんじで勝手に人生過ごしますわ。 とにかく回収されるまでが生涯です。骨の残る破棄物編集所へようこそ。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
(トオル)
先輩に気合を入れろと叱られて、オスと叫んだ。顧問がいいかお前ら、青春は一度きりだからなと怒鳴った。みんな笑っていたのに、自分はとても笑う気にはなれなかった。
*
うちに帰ったら親戚の子、つまりいとこにあたる中学生のようたが来ていた。ようたは今日もやっぱりボウズだった。兄ちゃん!とよんだので、元気か?と笑ったら今日勝った試合をはしゃいで報告してくれた。ようたはやっぱりきょうもとても元気だった。
(月)
廊下を歩いていたら、おめでとう!と声をかけられたのに、相手の顔に微塵も見覚えがなかった。
学校に居る間はいつもそわそわした。となりの組の女の子が自分のところにきてほしいところがあるといったのでついていったら、好きですといれた。じぶんはとても戸惑ったけれど、あの子のことを想うと胸が苦しくなったのでごめんなさいといって部活に行った。ランニング中に転んだので、すこしだけ泣きそうになってしまった。
*
(さつき)
COMMENT