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子供の頃はヒーローになりたかった。時間が経ったらいろいろわかりますね。こんなしょうがない大人になりました。どうにも、ごちゃまぜなかんじで勝手に人生過ごしますわ。 とにかく回収されるまでが生涯です。骨の残る破棄物編集所へようこそ。

たゆたうダストボックスの燃える日

   

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中途小説? とある一週間「平日いち」

生きるって何なのか?
*

(優人)

みーんみーんみーん。
窓が湿っている気がした。
カルピスを一口すする少年の背は少しだけ曲がっていた。
*

(月)

映画、かな?
人だかりをみやって、疑問にふんと鼻を鳴らしてみる。
意味なんかない。
学生が永遠に終わらなければいいのに。
あぁ、なんだか意味なんかない、人生。
*
物理室の存在意義を考えながら電車を降りた。
市電は今日もかわらず同じ時刻に僕を連れてきた。
今日も明日も、変わらず同じ時刻にここにくるんだろうか。
僕の人生も?
*
(正尚)

右手ではさみを握って、刃を包み込んでみる。
小さい頃はさみの刃は両刃のナイフだと思ってた。
人に刃を向けては渡さないのよ、と叱責されて刃を自分の身体に向けて握る。僕には刃を向けてもいいの?きけなかったふしぎ。
*
(火)

幻聴よ、と母がいう。
うちにはね、犬はいても猫はいないのよ。うそだ、と僕は言えなかった。ダンボールにかこっていた生命をそっと家の外へと連れ出した。
*

(はるか)

まつげが黒い人ばかりなのにね。白い頭のおじさんやおばさんがいるよ。茶色や金色のお姉さんやお兄さんがいるよ。どうして?
*

(水)

課題宿題、出すのは学校の先生だった。
課題、宿題、大きくなったら自分で探すんだっておにいちゃんがいいったんだよ。いとこのまいこが笑ってそういった。


(麻衣子)

今日はドッジボールをしました。私は花田君がすきです。でも花田くんはおまえのことなんかきらい!といってボールを私によこしてくれました。わたしはそのボールを花田くんとは逆の方向へ転がしました。

*

(木)
飼育小屋のうさぎが白くてふわふわです。ふわふわのたまごやきはおいしいですが、ふわふわのうさぎはおいしくないです。でもふわふわだからみんながうさぎをよしよしします。おいしくないけど、
みんなうさぎさんのことがだいすきです。

(さとる)
女に負けた。
あきらめるなよ、と父ちゃんがいった。
なかない立派なおとなになりなさいといった。父ちゃんが昨日はないてたので、立派じゃない大人?ってきいたらそうだなといってちょっぴりわらった。おれもあとでこっそりないてしまった。
*
(金)
林檎をかじるのが好きみたいだから、ほらよと地面に林檎を転がしておいたら、姉ちゃんがこら!とどなってポカリと頭をぶった。ねえちゃんはネズミがきらいだから、おれにもいじわるなんだ。

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中途小説? とある一週間「週末いち」


(さとる)

よれよれの布キレを切り刻んだ真っ黒なようふくだったから、名札を止めていたあんぜんぴんで、穴をふさいだ。でも、ねえちゃん怒った。謝る代わりに、笛でぴろぴろ演奏したら、うるさいって、また怒られた。なんだよ、ねえちゃんが聞いてる音楽の真似しただけなのに。
*

(土)

サッカークラブのコーチが、さよなら、といった。
どうしてですか?ときいたら、結婚するんだ、といった。
けっこんって?ときいたら、ぼくがあかちゃんを育てるんだよ、とにこにこした。俺はにこにこした顔ににこにこできなくて、のどがむずむずしたので、えへんといった。
*

(あゆみ)

私はテレビを買った。
テレビとそれから冷蔵庫とパソコンとそれから大きなコンポを買った。
学校に近くなったから。VIA様のライブ映像をぎりぎりまで見ていられる。きのう佐山と渡り廊下ですれちがったとき、返事はいつ?ときかれた。なにもおもいだせなくて、なにが?ときいたら甲子園にいくんだって言ったから、おめでとうとだけいって、さよならした。その日は夜6時からのミュージックライトの予約を忘れていたので、少し急ぎ足で新居へ帰った。楽しみ。今日の夜こそ見るんだ。
*

(土)

夜のゴミ捨てだから、そのときにむかしの要らなくなった本をいっしょにすててしまおうとおもった。美しい男の子たちの本だ。それらの表紙を重ねてビニールの紐でしあったら、VIA様のことを思い出したので、その日の夜はVIA様がわたしに投げてくれたギターのピッグを抱いて眠った。

(日)
弟が女の子を泣かせたから落ち込んでいるとさっそく母が電話を寄越した。
よくわからないよ、と私はこたえたけれど、それには満足できなかったらしいので、すてきなものを送っておくよ、とわたしはいっておいた。電話を切ってから、幼馴染からもらっていた甲子園の砂が入ったピンを包んであげることにした。早く元気になれ、と念じながら。
*
友人のさつきがうちにきた。今度の部活発表会があるらしい。がんばってね、とわたしはいった。誕生日だからって、本を2冊もらった。外国の絵本と日本の絵本だった。迷ったけどね、と彼女は笑っていったので、わたしはありがとうとお礼をいった。

笠井家~秋ですね。ゆうこの日記~

笠井ゆうこ
は、きょうなぜかごみぶくろに白と青のごみをつめてもってきました
運動会の練習

台風によってなくならなくてよかったですわといいました
きょうのあさ
洗面所で
おねえちゃんが
つづけて
台風こんくてドンマイ!といったけれど
無言「……」
だったから運動会?ときいたら
うんあの、応援団の練習がなくなるとこまるけんがさ
といってお姉ちゃんが
洗面所をでようとしたら
ゆうこもいっしょにでました
それを見ていた金魚は
「人間って
めんどうだな~」と思いました。

きょうはあめがふらなかったから
おねえちゃんは
あめふれよ

いいました
それをきいた
ゆうこは
ポニョを歌い始めたので
おねえちゃんは
金魚のようなゆうこになったら
大変こまる
かもしれないって
りなこおねえちゃんが思うような
気がして
くしゃみがでた


笠井家~スケープゴートの陰謀~



じつは、笠井家毛むくじゃらのぬいぐるみがおるのだ
それは羊だ

羊にはひみつがあった

しかし飼い主のようこはしらぬ
いつも「もさもさ」と羊のことを呼んだり、
フサフサの毛だねとよく、りなこ姉としゃべくちゃって
地面にたたきつけたり
ボールのようにキャッチボールをしたりと
衝撃を加えているが何も起こりはしないため
まさか羊に重大な秘密があるとはしらぬ
なぜだか
いつもようこにふみつけられるなどという
ひどい目にあっていたので

だれも羊の正体をしらぬ。

実は、ロケット爆弾の試作品であったのだった。

その事実に気づいたのは、
ティッシュケースが、発火したことがあったためだ
ようこが羊を床に置かれたティッシュケースに投げつけたとき
轟音とともに赤々と焔をともした消耗品に驚き
ようこはしりもちをついて驚いた
幸い、
危険をかえりみず、りなこが
バケツごと水をぶっ掛けるという暴挙に出たため
大事には至らなかった

このときさきこは柱からじっとみていた
そしてこのとき気づくのだった
あぁ、あれが例の、
EFPロケット段発ヒツジスペシャル発火装置、と。

長い名称だったが一言で言えば爆弾なのであった。
その事実を知ってから、
さきこはようことりなこにその旨をつたえ
「みい川」へと羊をダイブさせ
笠井家には再び平和訪れたのであった。

あなたのところは雨です?こちらは雨です。



雨です。ぽつぽつふってます。
ぽつぽつ派?それともザーザー派? 自分はどしゃぶりで雷雨になれという願いを秘めてちょっとだけ居眠りしてました。 唐突に。雨にまつわるメモだす。

1 雷からはじまる雨の音サイト  http://www.rainymood.com/

2 ようつべ(youtube)のしとしと雨森林


3アメダス、ねぇおしえて。どうです? 明日のお天気は、雨です。
ごめんPVはみたことなかったけれど

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ふじとう(moccomoco)
音楽と芸術と歌といろいろを愛する22さいの人間です。さいきん内面の統一をはかるいみで別名でツイッターやってみたりした。ここはとにかく燃えるごみ出しの日に出しきれなかった愛着あるごみくずたちを丸めてポイするより救いのあることは何かって考えて、それでただならべた

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